景気動向指数の目的と利用
「景気動向指数」とは、景気状況を判断するために内閣府によって設けられた指標で、「ディフュージョン・インデックス(diffusion index/DI)」とも呼ばれています。
景気動向指数は、景気が上向きか下向きかを総合的に示すものです。景気動向指数の目的は、主に以下の2つとなります。
(1)景気の先行き、転換点を見ること
(2)好況、不況の日付をつけること
この景気動向指数は、景気に対し先行して動く「先行指数」、ほぼ一致して動く「一致指数」、遅れて動く「遅行指数」の3本の指数から成っているのです。
これらの景気動向指数の各要素は、
(1)「先行指数」は、一般的に「一致指数」に数カ月先行することから、景気の動きの予知のために有効
(2)「遅行指数」は、「一致指数」に半年から1年遅行することから、景気の転換点や局面の確認に有効
といった形で、景気の分析に役立てることが可能です。
景気動向指数は「50%」が景気転換点の目安となります。つまり、「一致指数」が3カ月以上連続して50%を上回ると「景気拡大局面」、逆に下回ると「後退局面」と見なされるわけです。